掲載楽譜は、
カデンツの勉強を始めた生徒が、
移調練習用に自分で作った楽譜。
結論から言えば、
この楽譜から出てくる音は、
結果として、間違っていません。
けれど、和声学から問えば、
非常に多くの間違いがあるわけです。
例えば…
「強は、とても世い店木です。」
これを発音して音だけ聞けば、
間違った日本語にはなりませんが…、
という感じですね!
クラシック音楽のレッスンでは、
まず楽譜を読むことを、
徹底的に習得しもらいますが、
一方、楽譜を書くことが、
どうしても不足してしまいます。
正しく楽譜を書くためには、
色々な知識が必要ですから、
実際に自分で楽譜を書く機会を、
積極的に見つけてほしいもの…。
楽譜が正しく書けるようになれば、
難解で煩雑だと感じていた読譜が、
ずっと易しくなるのです。