答え

教えることを仕事にして以来、

自分に問い続けてきたことがある。

それは、“教える”という立場に、

自分が立つ意義。

 

教えることに自信が持てないとか、

そういうことではなく、

教えたいと思うことは、

明確にあるのだけど、

それが、自分に価値あるものでも、

受ける方側にとって、

果たしてどうなのだろう…と、

謂わばそんな疑問。

 

この答えだけは、

おそらくずっと得られないだろうと、

半ば自嘲的に思いながらも、

自分を曲げずにここまで来たけれど、

そのもやもやが、

やっと少しずつ晴れていく。

 

今年は、負から一転、

生の方向へ激動の年。

あらゆることに、

次々と道しるべが立っていく。

 

指導者として、

とりあえず無形の物ばかりでなく、

教えたことが生かせる場を、

形ある物として

生徒に与えられた自分に、

ホッとする今日この頃…。