今回は、とても難しい、
アゴーギック、ルバートに関係する、
上級者向けのお話しを…。
ショパンは、生徒たちに、
ピアノを上手く歌わせるためには、
良いイタリア歌手の歌を、
できるだけたくさん聴きなさいと、
口癖のように言っていたそうです。
この言葉を思い出すたびに、
私の中に聞こえてくる歌が、
名ソプラノ歌手 E.グルヴェローバによる、
ベrッリーニのオペラ「清教徒」のアリア、
「優しい声が私を呼んでいた」。
私は、在欧中、
実際にグルヴェローバの公演で、
この演目を観る機会に恵まれ、
この歌声を聴きたいがために、
オペラ座に、
立ち見で全公演通い詰めました。
今でもあの感動が蘇ってきます。
真の自由・解放とは、
はい、こういうことなのですよね…。
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